2018年6月17日日曜日

【 私が感じる組紐の魅力 前編 】

おはようございます。
いつも読んで頂きありがとうございます。




組紐作家と言いながら、組紐の魅力について
伝えにくい部分がありました。
口を開けば思ってもないことを言ってしまったり
本心で思ったことを伝えたい。
よろしくお願いいたします。




組紐の魅力について


1、主の要素を引き立たせる名脇役

2、シンプルな力強い美しさ

3、見て感じる魅力

4、用と美を兼ねた芸術品

5、絹糸という素材を使っていること



今日はそのうちの3つまで。

1、主の要素を引き立たせる名脇役

着物を着るとき、和装の中では組紐は小さな存在。
ですが、組紐がないと帯が締められず、成り立たない。
そして、中央にある組紐。
組紐の良し悪しで、着物の印象や見え方が変わる。

組紐であっても、綿や化学繊維の紐であっても、
主ではない。主を支える縁の下の力もち。
名脇役。
主にはならずに、それを支えている。
主を補いながら、引き立たせる。
その心意気?にも、魅力を感じる。



2、シンプルな力強い美しさ

伝統工芸で、作れないけど好きなもの中に漆の存在がある。
なんども何度も塗っては、乾かし、削り、また重ねる・・・
永遠かと思われるその工芸的な作業
その工程を経たからこそできる、シンプルな中の美しさ。
そこに魅力を感じる。

私も漆や他の伝統工芸でも言えることは、
積み重ねがあるからこそ、美しい物ができる。
シンプルな力強さ。
手数分が魅力になる。と感じるし、そうありたい。




3、見て感じる魅力

見て良いと感じること。
考えるより感じろ。
ものから感じる魅力には、必ず何か理由がある。
ものは語らないが、手にとって使って見た時にわかる
使いやすさや、作り手の気持ちが伝わる。
見えない積み重ねが、ものから伝わる。
ものが語ってくれる、そんな存在を目指してるし
魅力に感じる。




本日は、ここまで。
伝わったかな?分からなかったら教えてください。
あなたの思う組紐の魅力があれば教えてください。

伝えることを、頑張ります。あと2つ。
今後の伝統工芸の課題や、私の課題についても
触れていけたらと思ってます。
苦手なことを克服していく。
よろしくお願いいたします。


ポートフォリオの時に制作してもらったもの。
紐の色と、雰囲気をしっかり引き出してくれました。
カメラマンとデザイナーのお陰さまです。
柔らかい中に、組紐が流れを作るかのように配置ている。
とってもお気に入りに一枚です。



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